子どもの「好きなことを伸ばしてあげる」のはなぜ?

「子どもの好きなことを見つけるにはどうしたら良いのか」を

ご紹介していきます。

こんにちは。

「子どもの才能が開花する お母さんのための音楽レッスン」

主宰 加山佳美です。

「子どもの好きなものを見つけましょう」

と良く聞いたり、育児書や雑誌でも見ると思いますが、

  • それってどういう事?
  • どうやって好きなことを見つけるの?
  • 見つけたらどうなるの?

その様な疑問を解き、

たくさんの子どもたちの才能が開花していくと良いなと思っています。

目次

子どもの特質

生理的早産

人間の子どもは「生理的早産」と言って、

生まれてからすぐ自力では生きていけません。

お母さんから母乳やミルクをもらったりして生きていきます。

排泄なども自分で出来ません。

そのため、親から愛されるような可愛がられる愛らしい顔立ちの比率で生まれてきます。

聴力に優れている

生まれたときから「聴力」に優れ、視覚はまだ未発達なので、

周りにいる大人の「声」「声色」で聴き分けています。

お腹が空いて泣きます。

お母さんの「ミルクね〜」「は〜い」

「待ってて〜」などの声色を聴き分けています。

なかなかお母さんが来なかったらもっと泣きます。

「あそび」ながら学ぶ

1歳を過ぎてからは

歩くようになったり、

離乳食が終わったり、成長も目に見えます。

子どもにとっては生活全てが「遊び」の感覚。

遊びながら、学び、吸収しています。

大人の「きちんとして」

「〇〇をしなければ」という概念とは違ってきます。

逆に「楽しいこと」には集中したり、もっとやりたがったりします。

つまり、この幼児期の特質を掴んで子どもと接すれば

自然に楽しみながら子どもの成長を伸ばしたり、

力を広げられます。

子どもの成長曲線は環境次第

吸収力に優れ、柔軟な能力を持つ子ども。

だんだんに育っていくイメージですが、

子どもの頃のほうが伸び率が良い箇所、

子どもの頃にピークを迎える箇所もたくさんあります。

脳、神経系、音感(感覚器)です。

そして、その伸び方は子どもを取り巻く「環境」に大きく左右されます。

この、環境によって子どもの成長が変わってくるので、

「乳幼児期」に色々と習い事や音楽、

親が良いと思うことをやらせたいと思うのです。

音楽は誰もが楽しめる

でも、子どもは「楽しくないとやらない」

「楽しいことはいくらでもやる」逆になかなか止めない。

そこで、「音楽」といっしょにいろいろな経験をすると、

幼児でも、集中するという研究結果がでています。

音楽教室やリトミック以外でも、

幼児の習い事には必ず

音楽が付いてきますよね。

英語・・・歌に合わせて単語の印象づけ

プール・・・音楽が掛かっていたり、踊ったり

体操・・・音楽に合わせてダンス

「音楽」と一緒だと、飽きっぽい子どもも楽しいからです。

しかし、盲点が有って、

「音楽」を聴き分ける力を持っている幼児ですので、

音楽の盛り上がりで曲を止められたり

音楽的におかしいと感じてしまうゲームなどだと、

学習効果が薄れてしまいます。

幼児の英語教室でも音楽をかけて急に止めて「STOP!!」と言っていますが、

確かにSTOPという単語はすぐに覚えられるかもしれませんが、

なんでそこで音楽止めるの!という不快感も同時に味わっています。

色々体験してみる

乳幼児期に何を体験させるかは、親や周りの大人の価値観、

将来のビジョンに影響されることが大きいかと思います。

「子どもが〇〇が好きそうだから」

というきっかけも家で〇〇が有った身体と思います。

英語、音楽、運動、パズル、絵本、体操、プール、おえかき、

・・・・

五感を使って幼児ならではの「感覚」「想像力」「創造力」が伸ばせるものが良いと思います。

季節や五感で感じる遊びがおすすめです。

クレヨンと絵の具で「はじき絵」

集中

そして、笑顔。

クレヨンに「白」が入っていなく

販売されているものもあると聞いて驚きました。

体験しないとわからないですよね。

懐かしい「磁石とクリップで魚釣り」

色々な海の生き物を「創る」ところから始めて、

磁石の体験。

「なんで?」「もっと」の興味を広げます。

「楽器に触れてみる」

子ども用のバイオリンを出したら

「ギター!!」と喜んでいました。

ギターはあいにく無いので、弦楽器に触れてもらいました。

リトミックで鈴、タンバリン、カスタネット、トライアングル、

ウッドブロック、ギロ、ミニコンが、ミニマラカス

と触れていました。

絵本やカードでもっとたくさんの楽器が

あることは知っていました。

自分が触れて「いろいろな音が出る」ことが楽しいようです。

「ピアノ」も初めは「あそび」として。

興味があればカードなどを使って導入しながら楽しく。

カード遊び

ただ並べる、同じものを集める、

指定されたものを集める、

形を創造する

カードはたくさんの遊びや学習に応用できます。

たくさんの分野で遊んでいるうちに、

「運動ではないな」

「音楽が好きみたい」

「これは苦手みたい」

と見えてきます。

「好きなものを伸ばしてあげたい」気持ちも大切ですが、

苦手なものが将来、あまり差し障りがないのか、

早い段階で克服したほうが良いのか

見極める必要が有ります。

なぜ好きなものを伸ばしたほうが良いのか

子どもは「好きなもの」は集中するからです。

集中すると、長い時間、取り組みます。

長い時間取り組むと、自分で発見したり、

組み合わせて遊べるようになったり、

どんどん自分で「発展する力」も身に付きます。

集中力と応用力が付きます。

また、好きなことをたくさんできた子どもは

「満足感」「達成感」を味わい、

自信や勇気にも繋がっていきます。

親子関係が子どもの人格を形成する

幼児期の親子で取り組んだこと、

親子でのやり取りが子どもの人格を形成していきます。

「結果」ではなくて「過程」。

また乳幼児期に親子の絆、

親から子の「愛情」をしっかり示しておくこともとても大切です。

どんな未来を想像する?

子どものどんな未来を創造するか?

「環境」次第で成長曲線が変わるというお話は前に述べました。

その先に、どんな子どもに育って欲しいか?

押し付けるのではなく、漠然と見守るだけではなく、

子どもが選択できるように。

子どもが伸びるように。

子どもが集中できるように。

愛情、環境、言葉がけでぐんぐん子どもの才能は開花します。

画像:

2016年から受講されている

「お母さんのための講座」の継続個別セッションより。