「生徒さんがしっかりと習得するまでの道のり」
リトミック、ピアノ、
他の楽器のレッスン
にも共通することです。
「生徒さんに教え」
それを生徒さん自身だけで
しっかりと習得するまで
どのくらいの期間と
教える回数が必要でしょうか?
リトミックでは
「スズを2つ取ってください」
「スズをお片づけしましょう」を
6ヶ月の子どもに向かっても言っています。
実際は
(1)
1歳以上の同じクラスの子と
混じって取れないので、
お母さんと一緒に取りに来る
お母さんだけがサッと取りに来る
(2)
今まで見ていたので、
よちよち歩きが出来る様になると
イメージが出来上がっていて
「私も〜」という気持ちになっている
危なく無いか見守ったり、体を支えたり、
スズを2個用意しておいたり
サポートをする
(3)
クラスのみんなが歩けるようになったら
危なく無いか、
全員がすごい勢いで
同じ場所に来ないように促す。
楽器を取ってお母さんのところに
帰る時も気を配る。
(4)
初めの段階から
自分が鳴らしているんだよ。
自分が動けばなるんだよと
教える。
(5)
持ったまま鳴らす、
キラキラキラ〜(トレモロ)という
鳴らし方もある
3歳前後で
右手はグー、左手に持って
正しい奏法を教える。
(6)
お片づけの時も、そ〜っと置く。
とスズの扱い一つを取ってもこのくらいの
プロセスがあります。
ピアノコースでの
「指の形」や
「スタッカートの奏法」について
も同様です。
(1)
まずは丁寧にわかりやすいように
伝えてみる。
(2)
こんな感じ、
このようにして
と具体例、お手本を見せたりする。
(3)
生徒さんにやってみてもらった時に
「もっとどうしたら良いか」その場で
アドバイスしますよね。
(4)
もう一度、
一人でもできるか、確認します。
(スタッカートの奏法については
何種類もあるので1種類の場合です)
ここで、
1回目のレッスンが終わり、
家庭での練習になり、
次回のレッスンではどうしますか?
もう一通り、
教えたから大丈夫ですか?
ここからが大切だと思います。
実際には、
教えた時から
その次のレッスンまでの練習方法の
伝え方も大切です。
2回目のレッスンで
全くできなかったら、
また説明しますか?
この子にはまだ無理だと思わないでくださいね。
また説明してください。
できれば
少し言葉を変えて。
「指を立ててね」
→「指先にしっかり力を入れて」
「カエルさんの手みたくピシャ〜っと
伸ばさないで猫さんの手にしてみようか」
→手の中に卵入れるよ〜
(子供の手の中には実際に入らない大きさ)
→トンネル作ってみようか
→お山作るよ〜
楽器のフォームや呼吸なども同じです。
それでまた、しっかりというか
べったり「見守って」
どの位出来たか
しっかり見極めて下さい。
すぐ分からなかった生徒さんは
どこをどうして良いか
分からないケースが多いです。
なので、
先生がしっかり見て、
見極めて、
次のアドバイスを決めていきます。
これを
出来るまで
繰り返します。
子育てや人間関係と一緒で
「伝わるだろう」
「1回言ったから」
では到底無理なのです。
わかってないかもしれないと思ったら
ほとんど全部言い直して下さい。
ちょっと分かってきたかもしれない
と思ったら
最後の一つを言わないくらい。
そうやって、
最後の一個、
最後の二個、
最後の三個
をすこ〜しずつ減らして行って
ようやく出来るようになります。
大人の方はプライドなどがありますので、
違ってきます。
完全個別サポート講座はまもなく締め切り。
経営・集客・指導・対応 すべて揃っていないと今の時代うまくいきません。