目次
個人レッスンの年齢層は広げられる
- 働き方の多様化
- グループレッスンに行きたくても日程が合わない
- いずれピアノレッスンに進みたいので個人がスムーズ
- 「リトミック」と言うより「ピアノ」という方がわかりやすい
などの理由から、
年少さん・3歳さんからの「個人レッスン」の受け入れを推奨します。
低年齢への不安感・・・
年長さん、5歳位からしか受け入れていなかった先生にとって
年少さん、3歳くらいの低年齢のお子様は
「抵抗」があるかもしれません。
- 言葉が理解できるかな?
- お話が出来るかな?
- 指がまだ柔らかいのだろうな
- 楽器を大切にするのだろうか?
- 30分先生の言うことを聞くのか?
リトミックで育った子も
- 1歳、2歳の学年でリトミッククラスで育った子も「入園」を期に「ピアノコース」へ進級される場合が多いです。
- 「リトミック」の幼稚園児クラスを指導できる先生はそのまま「4歳児」「5歳児」「1年生」・・・のクラスも持てますね。
- サークルなどで「午前中枠」のみしか教えていらっしゃらない先生の生徒さんはどうなるのだろうと・・・心配してしまいます。ピアノの先生への橋渡しなど有ると良いと思います。
低年齢でのピアノレッスン
幼児にピアノのレッスンを導入する場合、何に注意したら良いか
をまとめていきたいと思います。
レッスンの前に
個人レッスンがスタートする際に気をつけること。
→初めに取り組んでおかないと、幼児は「勘違いする」
1.楽しい・柔かな空間づくり
→敏感な子は固い空間だと「病院だと勘違い」したり
「子どもにとって冷たい人なのでは?」と察知します。
幼児は生きていくために
自分に愛情を向ける人なのかを察知する能力が有ります。
また、子どもの身長に危険なものがないか。
子どもは鮮やかな色彩を好みます。
ポップなインテリアやファッション、お花やぬいぐるみでも随分違ってきますよね。
2.笑顔・表情豊かで圧迫しない姿勢
→1.と共通する点もあります。「上から目線」では大人同士が感じるよりとても圧迫感が有ります。目線を合わせて会話するなどの工夫が必要です。
3.子どもの特質・成長過程を最低限理解しておく
→親子関係、睡眠・体力、理解力、体の発達について。
4.「お稽古」「習い事」としてのけじめも教えられる先生に
→「小さい年齢だからまだ無理だろう」ではなく、親御さんといっしょでも
ご挨拶、準備、お片付けなど「礼儀」や「ものを大切にする」ということも
レッスンを通して伝えていける先生に。
*先生自身が時間厳守(当たり前ですが)、身だしなみ、言葉遣い、
など整える必要が有ります。個人情報の取扱なども含まれます。
5.安易にお菓子を与えない
→幼児にご褒美として「お菓子」を毎回差し上げるのは個人的にはどうかと思います。
いろいろな意味で。前記した「勘違い」に繋がります。
「ピアノに来たらお菓子がもらえる」
また、飴やチョコなど・・・最近では「白砂糖の害」が言われています。
音楽レッスンスタート
子どもは「体」を動かすことが大好き!
聴力と音感に優れています。
成長過程として、
体を大きく動かすことから、
段々と小さい動きが出来るようになります。
例えば、
音楽に合わせて 身体全体を大きく揺らす
腕を動かせる
ジャンプしている人を見て足首を動かそうとする
グーパーが出来る
↓
手遊びが出来る
クラップ(手拍子)が出来る
楽器が持て・打てる(手と目のコントロール)
カードを指さしたり、持ったり出来る
↓
指遊びが出来る
体重移動が出来る(シーソー)
ジャンプが出来る
興味があることを探る・発達段階を見極める
- リトミックレッスン経験者
- 兄弟・姉妹関係で第一子ではない (ピアノレッスンを見ている)子
と
- 第一子
- おとなしめの子
- お母さんにピッタリくっついている子
では対応もだいぶ変わってきます。
子どもに話しかけてみる
- 「こんにちは。先生の名前は かやまよしみ。よろしくね。お名前何ていうのかな?教えてくれる?」
- 「何歳?」
- 「大きいピアノ見たこと有る?」
- 「このピアノ何色か分かな?」
など話しかけてみる。
途中でお母さんの助け舟が入るかもしれませんが、
理解度、社交性、発達度が分かります。
入室から、先生の自己紹介を経て、子どもへのファーストタッチで
どんなプランにするか、見極めましょう。
【タイプA】
リトミックレッスン経験者
活発でピアノに興味津々
やる気満々
【タイプB】
おとなしめ
お母さんにピッタリ
口数少ない
と言っても、
先生側からの投げかけの言葉や接し方を変えれば
【タイプA】【タイプB】の子でも同じカリキュラムで進めることも可能です。
低年齢の場合、
どこまで集中するか、興味が広がるか
わからないところは確かにあるので、
いくつかのプランを持っていて様子によって
「見極めて」組み立てられるのが一番良いと思います。
「3歳児ピアノ」
【ピアノレッスンへの導入】として、
- 好きに触らせる、
- 1音を触らせる
- 高低を区別する
- 1音で音価を感じる
を提示しました。
ちょうど「個人リトミックコース」で3歳児の生徒さんがいらっしゃったので
お母様の許可を頂き、
「ピアノ導入」してみました。
- お兄ちゃんがいる
- お兄ちゃんのリトミックを赤ちゃんの頃聴いていた
- お兄ちゃんの鍵盤導入を見ていた
- ピアノに対する興味は大きい
- リトミックレッスン経験者
です。
ステップ(足)で音価を聴き分けられます。
動物カードで音価を聴き分けられます。
拍子の聴き分けも出来ます。
「今度ピアノで動物さん探してみようか?」
「(きょとん)??」
「どんな音するかな?さっき先生が弾いていた時、誰が出てきたっけ?」
「うさぎさん ジャンプ、ジャンプ出来るかな?」
→私が「うさぎ」のイメージ奏をしました。
すると、私の指の近くで
ぴょん、ぴょん、のリズムを掴んで
いっしょにピアノを弾き始めました。
「じゃあ、今度は、ピアノのこっちの方で・・・」
(低音部)
と・・・二分音符のリズムで
ぞうのイメージ奏をしました。
すると、
ひょっこりお膝に乗ってきて
いっしょに弾いてくれました。
面白かったようで、
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うさぎ(やや高音部で ぴょん ・ ぴょん )
ぞう(低音部での〜っし、の〜っし)
音の高低とリズム(2つの要素の組み合わせ)
+
合図で鈴を鳴らす
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3種類が出来ました。
この時間帯の前に
リトミック活動をしています。
もし、
本当にはじめての
体験レッスンで3歳児さんが来たら、