目次
ピアノコース・鍵盤導入へはリトミック導入がおすすめ
具体的な本当の導入法
(1)童謡に合わせて
- 手を叩く
- 楽器を鳴らす
- 体を動かす
(2)先生の弾くピアノに合わせて
- 手を叩く
- 楽器を鳴らす
- 体を動かす
(3)視覚的な物を見て当てっこする
イラストカードの中から、わかりやすいものを選んで並べておく
ライオン・鳥など。
体を動かすって?
大きく分けて、
縦揺れと横揺れです。
この曲どっちだろう?と思ったら、
極端に動いてみると大体わかります。
曲に書かれているテンポ表示、拍子を大切にして下さい。
歌の「かたつむり」は、
生き物の「カタツムリ」自体の動きはゆっくりですが、
曲は2拍子で ♩ =90〜92で書かれている楽譜が多いです。
で〜〜〜〜んでん、む〜〜〜〜しむし
か〜〜〜〜〜たつむり〜〜〜〜〜〜
の様に「の〜っそり」ではないと思うのです。
意外と知られていないのが「おはながわらった」
結構速いテンポ表示なのですよ。
拍子を取り違えている方が多い曲です。
【横揺れ】
あめふりくまのこ
ちゅうりっぷ
ちょうちょう
うみ
たなばたさま
等
【縦揺れ】
アイアイ
いぬのおまわりさん
おもちゃのチャチャチャ
きのこ
等
また、この様な曲を弾く際に、簡単伴奏にはしたくないですね。
「保育士向け」の楽譜が多いですが
(私も保育士向けの楽譜を出しておいて言うのもなんですが)
ピアノの先生らしい素敵な伴奏で子どもの感性を育てたいです。
楽器を叩く時の注意点
年齢によってまだまだ握力や手首の力が足りません。
「タンブリンをしっかり持って、もう一方の手で叩く」
これが難しい場合も有るでしょう。
その場合は床に置きます。
がフローリングですと、
叩く衝撃があり音もいまいちですし、
床への影響もありますのでお気をつけ下さい。
また、
8分音符のリズムも感じられても
手が動かないかもしれません。
大人でも、
鈴やカスタネットを上手く叩けない人も居ます。
その場合は、両手で交互に叩きます。
私はミニボンゴを使っています。
先生のピアノに合わせる(即興でも、スタンダード曲でも)
- 一定のテンポ、
- ビートがどれくらい取れるか、聴けるか。
- 速さの変化
- 音価の変化
- ニュアンスの変化
そのお子さんの音楽性や音楽経験をここで計れます。
いよいよピアノに触れる
グランドピアノがど〜んと構えていて怖がる子もいます。
「何色かな?」
「探検しよう、着いてきて〜」などの言葉がけで工夫しましょう。
ピアノで探検
手をパーにして、
白鍵の端からポンポン押していきます。
「今度は黒ね」
黒鍵を押していきます。
年齢によって
- チョキをさせて、黒鍵の2つと3つをみつけます。
- イラストカードで黒鍵の2つにぴったりなカードを置いてみる
こちらは、黒鍵に2種類のカードを置いた後に、
「弾く」ために、奥に差し込んだ状態です。
(このままで弾けます)
黒鍵2つと3つ
- 白と黒の区別
- 黒2つと3つの区別
- 高いと低いの区別
「2歳」で手でチョキをつくるのが難しいです。
2歳なので作ってみよう〜と大人が押さえてあげるとチョキが出来たりします。
黒鍵2つのところをチョキでなくても、パーでも良いです。
(1)先生のピアノが止まったら プップーって鳴らしてね
(黒鍵ふたつ)
(2)1本指出して〜
といって、
「1音だけをビートで弾いてもらう」
これはとても楽しくできます。
曲の第5音ですと、生徒さんはそのまま弾き続けて
合いますのでお薦めです。
(ⅠとⅤの曲)
- メリーさんのひつじ
- ロンドン橋
等です。
曲調と伴奏を変えて
- ちょうちょう
ここまで出来ると
お母さんも
「わぁ〜初めてなのに、結構出来るのね」
という印象になります。
視覚的(イメージとの一致)からも楽しめる
黒鍵2つと3つの区別や
黒鍵や「ド」を見つけるのが難しそうな場合は
「イラストカード」をいくつか用意しておき、
先生の即興演奏(イメージ奏)で
「当てっこ」してみます。
絵本などで想像力が豊かになっている子には
ぴったりです。
音やイメージの世界が全く無かった子には
この活動は向きません。
また、表現力豊かに弾きすぎると
怖くなるので、ほどほどに・・・です。
手首・指先の発達「書く」(描く)
時間があったら「書く」ことが
どれくらい出来るか
どれくらい興味があるか
も体験しています。
2歳、3歳でしたら、
A3の紙、スケッチブック、画用紙などを使って
ぐるぐる描き(スクリブルと言います)
「今まで、何もやったことがなかったです」という
親子さんもいます。
手首の発達がまだですと、
細かい◯はまだ書けないので、大きく書きます。
3歳、年少さんでは
この後に、
- 大小の◯を紙いっぱいに書く
「シャボン玉をたくさん描こう」
「ボールを転がそう」などの言葉がけ
- 線にお団子作れるかな?
なども試してみることも有ります。
2回目レッスン
ドの導入
年少さん
お教室に大きいスケッチブックを置いておきます。
(ダイソーなどであります)
市販のドリルやテキストなどでも今は色々種類があり
幼児向けにも適しているものも出てきています。
- 幅が少し狭い、
- 一つの課題に対して、ページが少ない
- 何回も練習したいのにページ展開が早い
- 失敗するかもしれない幼児なのでという親の不安
から、
このスケッチブックはすごく良いです。
年少さんなどから
「音楽ノート」(五線ノート)が使える子もいますね。
黒鍵を見つけるカードなども、今たくさん出ていますし
フリー素材でご家庭のプリンターで印刷すれば
出来るので工夫できますね。
「実際の言葉がけ」がわからないというお声を
よく頂きますので、
会話編や
今回の「リトミック要素のピアノ導入」ではなくて
リトミックコースの「導入編」も
引き続きお届けする予定です。