リトミックレッスン中の手放さないお気に入り 対処法

「リトミックレッスン中の手放さないお気に入り」対処法

1歳児前後のお気に入りについて

お届けします。

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【ケース2】

レッスン中に気に入ったものが

お片づけできない

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1歳〜2歳の生徒さんによくあるパターンです。

1歳以下だと

「なんでもいい」

ママがいい」

で済むのですね。

  • ペープサートを出したら「持ちたい」
  • 絵本を出したら「持ちたい」
  • スズを出したら「離さない」

と言う場面でお困りではないですか?

かといって、

なにも「物」を出さないで

「音楽」と「動き」で

小さな年齢の子どものレッスンを

するのは大変だと思います。

対策法をお伝えする前に、注意点を2つ。

生まれてから家庭内でほとんどを過ごし、

やっと外の世界に触れ

少しずつ「知って行く」子ども。

そこで

(1)なにも知らない・見てない子どもに

「森に着いたよ〜」

「キリンさんだよ〜」

といっても

わからないと言うこと。

(具体的思考)

(2)少しの情報しかない子ども

犬のおまわりさんのペーピサートを

毎週見せたり、

「ぞうさん」はこれ!

と先生の価値観や創造性の世界のみを

見せすぎては

それしか想像できない子ども

になってしまいます。

犬やぞうもたくさんの種類があるし、

森と言っても、どのくらいの規模なのか、

先生の世界を押し付けないようにする

ということを注意して欲しいのです。

では、どうするのか?!?

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(a)「カリキュラムの流れをよく考えておく」

鈴を鳴らして「わぁ〜い」と

嬉しくなった後に

お片づけをして

リズム打ちやクラップだけの活動に

いけるか?

NOですよね。

1歳〜2歳だったら

「動きたい」

「動くのが好き」

ですから

お母さんと一緒にクラップや手遊び、

スズなどで音楽活動をして

「わぁ〜い」と

嬉しくなった後に

「もっと嬉しいこと」

「もっと楽しいこと」

があればいいのです。

(子どもにとって)

「もっと動く」です。

あるいは

「もっと何かが出てくる」

 

(b)差し障りがなければしばらく持っていてもらう

これは少し難しいパターンです。

グループレッスンで

あるお母さんは必死で我が子から

お片づけさせたのに、

違うお子さんがまだ持っていたら

示しがつかないですよね。

なので、

「差し障りがないもの」

なのです。

即時反応の中で

みんながシーンとしているのに

誰かがしゃんしゃんと

鈴を鳴らしてしまっては

その空間が台無し。

そこまでして、なぜ

許すか??

というと、

無理矢理に奪って

その子が

泣き叫んだら、

レッスンの妨げになるからです。

レッスンの中では

様々な切り替えの場面、

サブジェクト(目的)や活動の展開面があります。

その時、

さりげなく子どもの手から

離れるチャンスはいくらでもあるのです。

うまいタイミングで子どもが知らないうちに

片付けるということです。

(c)代替え品。

昨日のメルマガをお読みくださっている方は

同じです。

例えば、

鈴は音がなってしまうので、

小さなぬいぐるみを持ってて!

とか。

いずれも

その子だけが「特別」になってしまうので、

注意しなければなりません。

その子が先生にとって特別可愛いから

ケアしてあげる

のではなく、

レッスンの流れに添えないから

先生が力添えしてあげている

ということで、

「他の子の方が正解」

という空気感を出さないといけません。

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いずれにしても、

本来は

お母さんの言うことを

喜んで・期待してきく子どもか?

と言うことに繋がります。

人間は「生理的早産」と言って

動物の中でも

生まれてから一人で生きていけない動物。

なので、初めは母親に依存しています。

だから、

お腹が空いたり、不快だったら

「泣いて」主張するのです。

母親に通じなければ

「もっと大きい声」で主張するのです。

母親も我が子が死なないように

必死で育てています。

その、本能的に通じ合う部分と

その子の個性やパターンを把握する力が

今のお母さんたちは

どんどん低下して行っているように思います。

子どもがなかなか

帰らないから〜

といつまでもウロウロしていたり、

子どもに左右されているお母さんが多いです。

そうではなく、

お母さんが

「促してあげる力」

子どもを見極める判断力と

どの方向に促したら良いかの知識

です。

そして、それらを

アドバイスしてあげられる先生

レッスンの流れ

自分の思い通りに進ませられ

子どもを充分に伸ばしてあげられる先生

なのです。

都合のいい、

知識のある

親子、お母さんが全員揃うなんて、

ないです。

自分のレッスンの向上、

生徒さんの向上のために

あらゆる努力、

あらゆる力を尽くすのです。

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