子どもの才能が開花するピアノ講師養成セミナー
2018年10月に【ガイダンス編】がスタート。
シリーズ化になり、
Vol.3
「第2回 心理×話術で多方面から指導できる先生になる」
船橋の伊藤楽器さんで開催させていただきました。
子どもの才能が開花する
リトミック&ピアノ講師養成講座 主宰 加山佳美です。
目次
伊藤楽器さんにてセミナーシリーズ化しています
「子どもの才能が開花するピアノ講師養成セミナー」と題しまして
Vol.1シリーズ
第1回 指導方針・教室規約・規約改正編
第2回 子どもの特質・脳・発達心理学・年少さん体験レッスン編
第3回 教室の特徴の表現方法・Web発信編 ピアノ講師セミナー
Vol.2シリーズは
「ムジカノーヴァ教室応援セミナー」となり
テキストは音楽之友社「ムジカノーヴァ3月号・4月号」
でした!
第1回「教室レベルアップ」
第2回「体験レッスン 入会率アップ」
Vol.3シリーズ
第1回「発想力・表現力を高める指導法」
第2回「心理×話術で多方面から指導できる先生へ」
の開催実績です。
心理×話術で多方面から指導できる先生へ
指導法、アナリーゼ、テクニックのセミナーはたくさんあります。
私も足を運んでいます。
技術や先生自身が得た感覚を
「どうやって生徒に伝えればよいか」
- 具体的な言葉
- 空間づくり
- 観察の仕方
- 何をキャッチすればよいか?
これを手に入れておくと効果も倍増です。
なぜ必要か?
時代・環境の変化です。
- 物が豊富な時代
- 調べればすぐに解決する
- 得たいものがすぐに得られる
そんな時代に育った子ども達。
- 考える
- 自己表現
- 自分の言葉
- コミュニケーション
に慣れていません。
力が無いわけではなくて、慣れていない。
極端に言うと「返事の仕方」から。
地域や先生の価値観・考え方によって相違もあると思いますが
先生のお話が全部終わってから
「皆さん分かりましたか?」と言われて
「ハイ」
という環境で育った子どもも居ます。
1:1のコミュニケーションで自己表現する機会
遊びながら・工夫しながら試行錯誤できる機会
が激減していると感じます。
先生が
- 「返事を引き出す」
- 「コミュニケーションのモデルとなる」
↓
そうすることによって
- 考える
- もっとどうしたいか
- 工夫をする
- 目標設定
- 達成
- やり切る
きっかけが生まれます。
まず、やってみる。
それが「楽しい」「もっと」
と子ども自身のパワー・気持ちが湧き上がることが大切です。
先生や親が一生懸命に引っ張るよりも、
「本人」が心から「やりたい」と思ったほうが
エネルギーが強いです。
「どこまで言っていいの?」の疑問を解く
生徒さんを指導する上で
- 「どこまで言って良いのですか?」
- 「どこまで言っていますか?」
とよく質問されます。
それは先生と生徒さんの「信頼関係」によります。
そして生徒さんの「個性」や「資質」にもよりますよね。
こんなシーンありませんか?
- 質問してシーン
- 質問して泣いちゃった
- 質問の意味が通じているかな?
- 答えはわかっているけど答え方に慣れていない
- 考えているうちに分からなくなっちゃった
- お母さんの前で間違えたくない
- 語彙力がそもそも少ない
- 文章を最後まで理解していない
- 途中の単語がわかっていない
>
まずは「はい」「いいえ」から
- 考え中?
- わからない
- 忘れた
- 知らない
どれか教えてね!
と時間をある程度区切りましょう。
我慢比べは時間の無駄です。
バームクーヘン法で多角的に伝えられる先生に
- 相性が悪い
- 理解力がない
例1:スタカートの弾き方
この印なんだか知ってる?(知ってる・知らない・わからない・忘れた)
スタッカートって何だっけ?
切る?跳ねる?
先生の前髪が跳ねているのと、
先生が前髪をちょーっと切ったのと、
前髪をすごく切ったのと同じ?
火傷しそうで「アチッ」
なんて言うのも昭和ですよね。
例2:アウフタクトの入り方
数えて入ってる?
何拍目から入ってる?
この曲何拍子か知ってる?
○拍子っていくつ数える?
◯拍、◯拍子ってどういう動き?
それ全部感じて入った?
どうやって準備すればいいかな?
自分の音聴いた?
色々聞き方ありますよね。
1回で伝わらなくても、違う方法で伝え直してみて下さい。
どこを目指すかで変わってくる「目標」
どこまで伸ばすか、今どんな段階か
を先生が見極めていないと
「どこまで言ったら良いか」の判断もつかない。
(A)どんな生徒さんかわからない、どこまで引っ張ってよいかわからない
(B)コンクールに向けて何が何でも厳しく仕上げる。目標を本人とも保護者とも確認済み
(A)と(B)では全く対応も違ってきます。
どこが目標かの見極めが大切です。
セミナーでは「目標を視覚化する」と良い
ということで簡単なイラストを書きました。
好評でした。
「年齢」で迷う先生もいるかも知れません。
「まだ出来ないかも」というのは先生の価値観や経験値。
「生徒」自身は伸びる力や可能性を持っています。
(9)まとめ
どんな観点があるか、経緯があるかチェックしてみて下さい。
- 生徒の観察・個性の把握
- コミュニケーションで関係性を深める
- 同調・ミラーリングで好感を抱かせる
- Yesの簡単な質問から
- 選択肢でハードルを低く
- 語彙力を高める
- 表現力を高める
- 認める
- 引き出す
- 習慣化させる
- 力がついてきたことを自覚させる
- 飛躍させる
次回開催日
Vol.4シリーズ
2019年7月2日(火)低年齢の生徒さんの才能の伸ばし方
9月3日(火)短時間・遊びすぎない・ヤル気になるソルフェージュ
10月1日(火)連弾やアンサンブルの取り入れ方
お問い合わせ・お申込みは
伊藤楽器 イトウミュージックサロン船橋(本店2F)
TEL 047-431-0111
FAX 047-432-7818