子どもの才能が開花する音楽メソッド
講師養成講座 主宰 加山佳美です。
教室規約について、結構な頻度でご質問が届きますので、
お応えしていきます。
音楽講師養成講座では教室規約の内容な改訂、
改訂の際のお手紙の内容、タイミング、
お月謝改訂などもサポートしています。
目次
教室規約
教室を運営・経営・開講・開業したら
必ず「教室規約」「レッスンのおやくそく」など
名称はなんでも大丈夫です
作成し、お渡ししてください。
継続の生徒さんも1年に1度、確認作業をすると良いです。
振替レッスンについて
今回は振替レッスンについてです。
大きく分けて3つです。
- 振替レッスンなし
- 振替レッスンあり
- 振替レッスン条件付きであり
振替レッスンなし
レッスン規則で定めていて、全員に伝えていれば
「振替レッスン無し」で大丈夫です。
なぜなら、それを了承して入会していただいたということになるからです。
年間レッスン回数
あるいは単発レッスンに対して
定めた曜日時間に来られなくても一切振替をしません
ということですね。
これを選択する教室や先生
- 生徒数が多い
- レッスン時間が限られている
- 家庭の事情などで変動が難しい
このようなケースです。
実は私の教室のレッスン規則にも
「振替レッスンはしません」としています。
振替レッスンあり
- 生徒人数が比較的少ない
- 開業したばかり
- レッスンの間隔を開けたくない
- 空き時間がある
このような教室や先生は「振替レッスン」が可能です。
ただし、どんな場合でも、無制限ではなく
「一般常識が通じるだろう」と思っていると
その「〇〇だろう」が元で嫌な思いをしたり誤解が生じるので
「振替あり」にする場合でも
- 事前に欠席の連絡をください
- 振替の振替はNGです
- 無断欠席の場合は振替レッスンはできません
- 1ヶ月に1度以内でお願いします
など「限度性」や「マナー」も明記しておいてください。
振替レッスン条件付きであり
原則無しだけど条件付きで振替レッスンあり
または、
ルールを守ってくれるなら振替レッスンあり
というケースもあります。
(実は、私の教室は
「振替レッスン無し」としながらも、
この「厳しい条件付きであり」になっています)
- 3ヶ月に一回まで振替レッスンを受け付けます
- 18時までの時間帯なら振替レッスンを受け付けます
- 空き時間の中でご都合が合えば振替レッスンを受け付けます
- 修学旅行や宿泊学習などの学校行事で欠席の場合は振替レッスンを受け付けます
このようなケースです。
まとめ
つまり、教室を開いたら自分が責任者ということです。
なので、まず大前提として
「これを守ってください」という規約(ルール)をしっかり作ってください。
そして、その内容に対して、
誤解がないように
- 口頭でも読み合わせをする
1年に1度確認をする - 改訂をしたら書面で渡す
など
伝える努力をします。
そして、その上で相手(保護者)が規約やルールに沿ってくれない場合は
しっかりとお断りしてください。
そのためにレッスン規約があります。
振替レッスンについて困っている先生のケース
- 断れない
- ゴリ押しされた
こういうパターンは問題になりません。
言い方は以下の通りで済みます。
「レッスン規則にある通り〇〇ですので振替レッスンはできません」
丁寧にいうならば
お申し出のあった振替レッスンのご希望ですが、
〇〇教室の規約にある通り、また年度はじめにご確認も
させていただいておりますので、振替レッスンはできません
振替したい場合
その逆もあります。
なるべくなら振替レッスンをしたい。
うちの教室は全部振替をします。
という教室もございます。
それはパワーや時間、モチベーションなど全てにおいて
「可能」だからやっています。
それでも問題があるケースは
大体が行き違い・誤解からと感じます。
なので、
- 丁寧にコミュニケーションをとる。
- 感情的にならない。
- あれ?と思ったら確認をする
この3つを気を付けてください。
実際、私の教室は「振替なし」としながらも
空き時間の提示をしたり、
春休みや夏休みだけ「限定で」変更可能としています。
それは「情」からですよね。
お月謝をいただきながら、今月ゼロ回では申し訳ない。
でもレッスン規則では振替なし。
あ、明日欠席の人がいる。
本来は無しだけど、「特別に」ご提示します。
という最後はやはり人と人との信頼関係になります。
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