体験レッスン「理想と現実」のギャップを乗り越える

「体験レッスン」には流れがある

レッスンが始まる前から、やることがあります。

  • 何を把握・観察し、フォローすべきか
  •  相手からキャッチすること・伝えることの注意6つのポイント
  • 実際のレッスンとフォロー

(1)体験レッスンを(何らかの形で)受付(募集)して、

(2)来て頂いて、

(3)レッスンをして

(4)(アンケート書いてもらい)

(5)相手の返事待ち

(6)さようなら(ご挨拶)

+フォロー

子どもの才能が開花するリトミック&ピアノ講師養成講座
主宰 加山佳美です。

この記事では(3)のレッスンについてお伝えしていきます。

「レッスン」について

 

自分自身が思い描いている
「理想のレッスン」
「理想の体験レッスン」

当てはめない様にすることに注意してみて下さい。

例えば、

  • 受付で予約の名前を申し出てくれる
  • やる気で来ている
  • 入会を検討して来ている
  • 入会を検討するために来ている
  • 子どもを上手く促してくれる
  • こちらの言うことに注視している

だろうと言う前提を取っ払って

ゼロベースかも知れない

くらいの気持ちで

準備してみて下さい。

例えば
人が近づいてきたら

  • ご予約ののお名前をお聞かせ下さい
  • 〇〇の受付はこちらです

と、来てくださった方を一瞬でも迷わせないように

観察し、こちらからご案内できれば良いのです。

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そして、

  • 何となく来てみた
  • 友だちに誘われて来た
  • 入るかどうかはわからないけど「体験」だから来た
  • まだ入会まで考えても大丈夫でしょ

という気持ちの方にも

  • わっ!良い!!
  • わっ知らなかった。
  • 予想以上。
  • 子どもの反応が良いっ!

と思ってもらえる「体験レッスン」に
まずしましょう。

具体的にはどうしたら良いか。

【リトミックの場合】

  • お母さんはどうしたら良いか
    具体的にレッスン前に伝えておく
  • 月齢差が有ることを伝えておく
  • 子どもの反応が鈍くてもそれは「出来ない」
    ではないことを伝えておく
  • 子どもが怖がった場合、抱っこと言った場合、
    どうするか伝えておく

(a)レッスンの導入を考える

  • 自然に音楽あそびに入る
  • 挨拶をきちんとする
  • 激しすぎない音楽
  • 手遊びなど触れ合い遊びで安心する

*それぞれのメリット・デメリットが有りますので

先生の指導方針で選択して下さい。

  • 大手音楽教室で昔「木のおもちゃ」で遊んでから
    レッスンへ入るというコースが有りました。

それはそれでとても良い経験だと思いますが、
どもが「おもちゃで遊べる所」と勘違いしてしまう
ケースがあります。
また、数分で「お片付け」が難しいケースもあります。

  • 自然に音楽あそびに無理なく入る
    「始まります」というキチンと感がないという
    ご意見を言われたことがあります。
  • 敏感すぎる or まだ起きていない子も中には居ます。

  

(b)リトミックの動きが違った時どうするか?

先生(指導者)が一人の場合はよく起こるかもしれません。
足のステップや動いてほしい「動き方」がお母さんが違う解釈がったら??

言いづらい。確かに言いづらい!

でも、その人がご入会してくれたら?

はい、

まず、全体に向けて
もう一度違う促し方でアピールしてみましょう。

その「動き」こそがリトミックの要になっていく。

体験であっても1回であっても妥協しない。

それでも通じなかったら、

先生が前へ出てしっかりと動きの見本を見せると
良いと思います。

(c)子どもが「出来た時」

  • 先生の方に子どもの顔を向かせている時
  • お母さんに子どもの表情が見えない時、
  • お母さんがこどもの「出来た」を見逃している時

しっかりと
「出来たこと」
「変化があったこと」を言いましょう。

 

  • 「パチパチ出来るようになりましたね」
  • 「しっかり目と目が合いましたよ!」
  • 「リズムに合っていました!」

過小評価して
「入らない理由」を作ろうとするからです。

この辺から、

「小技」が光ってきますよ〜☆

そして、

「動き」に関する「出来た」だけではなく

  • 集中している
  • 譲れた
  • 待てた
  • しっかり持っている
  • 笑顔

などの「変化」や「出来た」
お母さんと共有していくのです。

(d)誰にでもわかりやすい音楽

リトミックの「即興演奏」って素人の方には分かりづらいです。

(それが肝なのですが!)

体験レッスンの時は

この教室・このサークルに来ていれば

こんなにたくさんの「出来た」「変化」が毎回有るんだ

と思ってもらいたいのですね。

なので、

  • 出来るか出来ないか、
  • 繰り返し経験したらコレも出来るようになります

という音楽経験ではなく

「うちの子 出来た」が大切なのです。

何がありますか?

  • 静と動
  • リズム
  • 強弱

先生の中で 多彩な表現ができるものを
持ってきて下さい。

この(a)~(d)をレッスンの中で実施出来たら、

レッスンが終わった時点で

  • 入会をほぼ決めていた人は喜びに満ち溢れ
  • 入会を検討していた人は喜び
  • 入会を検討していなかった人は検討しなきゃと思い
  • 何も知らなかった人は自分に知識がなかった

と実感するのです。

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つまり、会場に来た時点でのその人の持っていた

熱意・やる気の「温度」が

確実に上がっています。

そこで、

(4)(アンケート書いてもらい)

(5)相手の返事待ち

(6)さようなら(ご挨拶)

はあまり時間を掛けません。

クラスの「定員」が有る場合はもっとやりやすくなります。

「先着順」です。

「お手数ですがアンケートへのご協力を
お願い致します。

また、
ご入会をお決めくださった方は
人数に限りがございますのでお知らせ下さい。」

といって

掲示物などで定員が分かるようにしておくと
良いですよね。

広い会場で「定員」も特に無く〜という場合は、

生徒さんの下のお子さん、

予め入ってくれるとわかっていた人へ

「〇〇ちゃんご入会ありがとうございます。
こちらご入会のご案内です」

と言って

全体の雰囲気をあげていく、盛り上げていくと

ブログをずっと読んでいた人、

ほぼほぼ入ると決めていた人が

す〜っと「入ります」と言ってくれます。

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本当です。

長くなったので、

(4)(アンケート書いてもらい)

(5)相手の返事待ち

(6)さようなら(ご挨拶)

「体験レッスンの終盤シメ」についてはこちら

 

体験レッスンに関して、具体的に困っていることなど、

質問受け付けます。